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ツリーラン講習を実施しました。~下降前の確認が大事なことを再認識しました。


11月28日土曜日にツリーラン講習を実施しました。フライト人数も多くたくさんの参加者があると期待したのですが、残念ながら多くの人は遠目に見ているだけでした。講習会場はランディングングの物置小屋横で立ち木の太い枝を利用しました。
準備として高さ2.5 メートルにハーネスをセットしました。参加者が来るまでテストとして私自身が下降練習をすることにしました。脚立の最上段からセットしてあるハーネスに座りツリーランを再現し脱出訓練の始まりです。
まずは、装備から脱出セットを取りだし下降のための準備。
下降用のロープを垂らし、エイト環をセットしていざ下降。と、ハーネスから出たとたん体が大きく傾き止まりました。なんとハーネスと体がヒモで絡んでいたのです。そのため、空中で傾いた姿勢で身動きが取れなくなりました。ピンチ!これが、本番ならば一大事です。地上2 メートルでも一瞬気持ちが動揺しました。さてどうしようと思って周りを見渡すと幸運なことに、わきにどけた脚立が手の届くところにあったのです。手を伸ばし脚立を引き寄せて事なきを得ました。慢心が招いたミスでした。

201512tree
講習が始まり最初に下降を実施したのは、大ベテランで実際のツリーランに際しても手際良く下降したN氏です。手際よく下降の準備をして、いざ下降と降り始めた時に、ロープが絡んで空中でストップ。私と同じミスです。なんとか苦労の末絡みを解いて降りてきました。本人はすぐにほどけたといっていますが、見た目にはかなり苦労していました。というように同じ失敗が2度続きました。下降の途中で絡まりに宙吊りで止まってしまうという悲劇的なことにならないよう、特に気を付けたいと思いました。幸いにして以後の人には細心の注意をして、ミスなく下降できました。
何度練習しても完璧ということにはなかなかならないようです。ツリーランという危機から、安全に脱出できるスキルを見につけるために、次回講習には多くのメンバーにぜひ参加していただきたいと思います。