本文へスキップ

丹沢スカイクラブエリア丹沢へようこそ

フライトレポート:浜名湖なでしこカップに参加してきました


9/10-11 に浜松の浜名湖フライトパーク(三ヶ日エリア)で行われた「浜名湖なでしこカップ2016」に参加してきました。
何と言っても、この大会の特徴は参加資格が女子限定なところ。そして女子には至れり尽くせりのサービ満載です。受付でもらえる参加賞からして日焼け止め・クッキー・ポーチ等女子が喜びそうなものばかり。2 カ所あるテイクオフの第一テイクオフはモノラックで上がってから少し担ぎ上げがあるのですが、そこもなんと!エリアの男性達が全て担ぎ上げてくれるので女子はお嬢様気分。競技ルールの説明も「東西南北」ではなく、方角が苦手な女子達のために「山側・海側」と言ってくれます(笑) イントラ同伴ならスクール生から参加可能のこの大会。競技は自己申告のセットタイム。グライダーのクラスによって、ぶっ飛びOK から、最低何分以上とか、タスクを回る等のハンデがあります。
初日はA ・B クラスの機体は高い位置の第一テイクオフから。
C ・D クラスは低い第二テイクオフから。こちらは低い分、ちょっとサーマルを探すのが難しくなります。ダミーは上がっているものの、今一晴れきらない空を見ながら皆様子を伺っています。それでもボチボチ出始めたところ、ワールドカップに出るような選手がまさかのぶっ飛び。ここで皆ますます躊躇してしまいました・・・。
私の機体はC クラスなのでいくつかのウェイポイントを回るハンデがあります。D クラスはシリンダー200m、C クラスは400m なので多少は楽なのですが、タスクを回ることに慣れていないので、自信がな〜い(汗)。 それでも、だいぶ後の方に意を決してテイクオフ。まず自分のセットタイムを申告します。飛び慣れないエリアで、タスクを回ること自体に慣れていないので、何分で回れるのか見当が付きません。短過ぎても回れないし、長過ぎても粘れないかも知れないし。けれど、周囲の意見を参考に1時間20 分で申告しました。
他所の草大会のセットタイムと違って、離陸してからでなく宣言してからタイム計測が始まります。なので立ち上げに失敗して上げ直す間もカウントされていくのです。けれど、計測はGPS の時計で行っているし、何時何分に着地すればいいかを考えたら良いので、時計や足が離れたと思うタイミングが計測員とズレていて予想外のタイムに(哀)。などと言うことがなくてコレはいいかもと思いました。
テイクオフしたものの、なかなかサーマルを捉えきれず、いよいよランディングしてリフライトの方が得策かと思った時にやっとサーマルヒット!山頂まで上げ直せばタスク自体は山と沖を行き来するだけの単純なものなので、割とすんなり回れました。後は時間を合わせるだけ。こうなるとさっきまでなかなか上がらなかったのに、今度はどこも下がらない。。。。大会ルールで翼端折りやスパイラルは禁止なのでシンク帯を探すしかありません。沖を探してもないので、谷間へ入っていったら下がり過ぎてしまった。もう上げ直すことができずに4分半早く降りてしまいました。nadeshiko2
今回はもう一つイベントが。パラの事故で車いすとなった方のタンデムフライトです。三ヶ日エリアでは以前にも脊髄損傷の方をタンデムしたことがあるらしく、その時に使ったハーネスを利用して、周囲がサポートしながら校長がタンデム。途中で操作を本人に変わったそうで、しっかりとサーマルセンタリングで上げていました。さすがです。ランディングでは選手皆でお出迎え、ご本人は最高の笑顔で、皆も笑顔とちょっと感動の涙で、とっても暖かな雰囲気でした。やっぱり空を飛ぶって素敵なことですね。
夜はいよいよメインイベントのパーティー。こちらは皆ちょっとドレスアップで参加します。
浴衣や結婚式の2 次会風の衣装へと着替えます。着替えたり髪を整えてる間も皆でキャッキャッ言いながら楽しくテンションが上がっていきます。

nadeshiko3
会場ではエリアの男性陣が蝶ネクタイでお出迎え。中にはTシャツに蝶ネクタイの方もいましたが(笑)
パラのパーティーでは滅多にお目にかかれない、お品書き付きのコース料理。どれも美味しく頂きました。皆で写真を撮り合いながら全国のJHF とJPA の枠を越えた女子選手達と交流ができました。
予報からしてまず無理だと思われた2 日目もなでしこパワーで雨を押しのけフライト開始。昼からは風が強くなりそうとのことで、全員上の第一テイクオフからタスク無し60 分以内のセットタイム。私は20 分で宣言したものの1 分半オーバー。2 日間の総合は30 人中17 位という不甲斐ない結果に終わってしまいましたが、何よりも全国のなでしこと仲良くなれ、とっても楽しい2 日間を過ごすことができました。
帰りは浜松名物のひつまぶしを堪能。女子だけで遠方にツアーをするのも楽しいものです。
丹沢では年々女子会員が減っていますが、ハングテイクから出られるようになれば、担ぎ上げもなくなるし、こういうイベントでもして女子にアピールできたらエリアが華やかになるかも〜。