恒例行事となっている春の足尾クロカン大会、今年は4/2～4/3 にまずPGのXC チャレンジが開催されました。曇天北東風という渋い条件ながら、薄日が出れば雲底1100m まで上がるコンディション。今や有名パイロットとなった元会員の多賀選手が約30Km のフライトでこの日のトップになりました。女性トップは会員の山口香代選手。16Km 飛んで全体でも10位という好成績です。

翌日は雨となったため、これが最終成績となりました。山口さん、おめでとうございます！

つづいて、HG のどじからす「飛んでけー」大会は4/16～4/17 での開催です。昨年優勝した丹沢会員の松田選手が返還したトロフィーをかけて、こちらも曇り空の中で熱い戦いが繰り広げられました。ゲートオープンして日射が出てくると予報通り南風が強くなりはじめます。有力選手に続いて私もテイクオフ、燕山で1100mまで上昇して勢いよく北上スタート。しかしルートが悪かったのか、ワングライドで対地200m になり、高峰の麓にランディングするしかなさそうです。降りやすい畑があり、かつ最後の悪あがきで集落の風下側をサーチすると、弱いサーマルにヒットして高峰の稜線まで復活。あとから来た3 機と協力して高度を稼ぎます。

ここからはサバイバルモードで慎重に飛びます。他機は低い稜線伝いに進んでノーヒットだったので、自分は尾根裏にこぼれると弱いリフト帯。茂木変電所でしっかりしたサーマルがあり、1200mまで上がりました。その後も那珂川沿いを北上して、南風に乗って黒羽までの約70Kmのフライト。この日の最長飛距離になりました。

翌日は朝から雨でノーフライト。再び王座に返り咲くことが出来ました。松田さんも3位となり、丹沢勢大活躍の大会となりました。

この「飛んでけー」大会、実はPGも出場可能で、今年は10位にPGの選手が入っています。来年までにはPGのXC証を取得して、両方で飛んでの優勝を目指します。